2006年01月25日

成果主義と天下り

成果主義という言葉における「成果」とはなんだろう?
もし、会社に与える貢献度という意味なら、「天下り」は十分「成果」がある。

例えば、ホリエモンが、東京地検や高検のヤメ検弁護士を顧問にし、警察官僚だった亀井静香の同僚(警察OB)や、SECに顔が利く金融庁OBの天下りを受け入れていたら、今回の家宅捜査は受けただろうか?基本的に、儲かっている会社にとって、天下りは意味がある。その費用対効果は、保険的なため判りにくいが絶大なのだ。

しかし、一般的には「天下り」という言葉は、
・一日中なにもしない(成果をあげていない)
・高額な報酬を受けている
という趣旨で利用されることが多い。何もしてないように見えても、人脈という価値でみたら、トップ営業に匹敵する価値があったりするものだが、それは「成果」とはいえないらしい。

一方、100mを10秒でしか走れない人と、9秒9で走れる人の、成果を考えてみよう。
まず「速度」という視点だと、1%の差だ。この視点によると成果主義による報酬は、1%のあればよいことになる。しかし、商業価値はまったく違う。スピードよりもその順位に価値があるからだ。多くの場合、1位になった人以外は広告的な価値はほとんどない。

この2つの事例から類推されるのは、
・(見えやすい)「努力」に比例する報酬
・人より上位の結果を残している場合の報酬
という2つの尺度での評価を行おうというのが、「成果主義」といわれているものかもしれない。

そして、若手は成果主義によって「見えやすい努力をしていない中高年層」の給料分が自分達に配分されるのではないかと期待するが、
管理職は、成果の残せない部下が、自分の部署の成果を下げているのだと主張する。

カルロスゴーンは、誰もが不可能と思う目標を3つ上げ、「1つでも達成出来なければ、役員は総退陣する」と約束した。
日産リバイバルプラン
1) 2000年度に、連結当期利益の黒字化を達成
2) 2002年度に、連結売上高営業利益率4.5%以上を達成
3) 2002年度末までに、自動車事業の連結実質有利子負債を7000億円以下に削減
しかし他のリストラを断行した社長の多くは、成果が上がらなくても退陣しない。成果が上がらなくて退陣するのは、銀行などから迫られたときだけだ。



誰が一番能力があるか(=相続すべきは誰か)で争った為に弱体化した国は多い。

長子相続を不可侵のルールとして採用した王家が多いのは、成果主義による相続システムをとった国が弱体化して滅んだ成果なのだ。
あなたの会社が成果主義をとったら、そうならないといえるか、今一度考えてみてほしい。


posted by ポスト小泉チルドレン at 00:50| Comment(1) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うちの社長は、その1%のしか払わないで働かせられると思っている。
Posted by 労働者 at 2006年01月27日 00:35
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